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 わたしはいつまでもくだらない話をし続ける彼女を睨んだ。 「ねえ、あなたさっきから怖い噂を話してるけど、なんかおかしくない?  体験した人みんな消えてるよね?  だったらその噂はどこから流れてくるの?」 「わたしからよ」  彼女の笑顔がすっと消えると辺りは真っ暗闇になり、何も見えなくなった。  わたしも消えた一人になってしまうのだろうか。
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