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「ついたよ。はい!」
そう言われて、食堂の扉の前で、奏太から渡されたのは耳栓だ。
「え?これつけるの?なぜかしら?」
「僕たちが入るとね…………ここの学校特有の歓声が…。」
あ、そういうことね。この3人は明らかに人気そうだもんね。
みんながキャーキャーいいたくなるわけだ。
[美形がいるとこの男子校で歓声が上がるのは勉強済み]
「さて、準備できたみたいだし扉開けるよ?」
「「「「きゃーー!!かわいいい!」」」
「萌え萌えーーーー」
「きゅんきゅんーー」
「好きダーーーー」
うん。やっぱそうなるよね。でも、食堂とか日常の空間までこんなになってるとは恐ろしい。
そういえば俺にアンチくると思ったけど、言われてないな…?
「京ねえのことは友達だってちゃんと伝えてあるから大丈夫だよ。」
「ん!」
と、友達認定してくれてたんだな………
かい以外での初めてのダチ…
「どーしたの?にやにやして?」
「う、う、嬉しいわぁぁぁぁぁぁ。」
感激のあまり3人まとめて抱きついてしまった。
「京ねえはどうしたんだろう?」
「?」
「僕らと友達になれて嬉しかったんじゃない?」
テンションが上がると急に行動してしまう癖、直さないとな……。
冷静になってから、恥ずかしくなって身がもたん/////
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