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「「「キャーーーー会長様あ」」」
「「「副会長様美しいいいい」」」
「「「会計様抱いてええええ」」」
「「「書記様あああああああ」」」
「「「双子総務様かわいいい」」」
…………長い。まじ肺活量やばいな。合唱部にでも入れば全国狙えんじゃね?
おそらく……いや、絶対にそうだが一応聞いておく。
「あの方達は生徒会かしらん?」
「そうだよ。毎日、親衛隊もあんな感じなんだよね。」
「でも全員美形だから叫びたくなる気持ちもわかるわぁ~。」
いや、わからないけどね。毎日は流石に疲れる。それに、遠くから叫ぶのはオネエの管轄外だ。
そんなに好きなら、ワタシならぁ近寄ってアタックしちゃうわ☆
生徒会は探し物をしているようできょろきょろしている。
「会長様?何かお探しですか?」
おっ親衛隊の一人が話しかけた。
「あぁ、黒沢 京胡って言うんだが…知ってるか?」
俺じゃん。
いやしかし………何故だ?
肌綺麗ねぇ~って言って、編入初日に副会長のほっぺ、すりすりしたのがまずったのか?
「「編入生なんだよー」」
双子総務ちゃん息ぴったりだな。
「編入生ですね!えっとぉ……「はーい!呼んだかしらぁ~うふん。」
「!」
サービスで投げキッスもしてやったぜ。
ふふっ。突然の俺の出現に驚いているようだな。
気配を消しながら人の死角を通って走ってきたから、素人には俺が突然現れたように見えただろう。
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