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「やばいわよ!けいちゃん!襲われちゃうわ!」
「は?」
どの高校に行くのか俺が答えた途端、すごい剣幕で肩を揺らしてきたコイツは小さい頃からのダチであり、そしてオネエである。
「カイ。どういうことだよ?不審者でもうろうろしてんのか?俺が空手ならったの知ってるだろ?なんで俺が襲われなきゃならないんだ?あといい加減、肩揺らすのやめろ。酔う。」
カイは、はっと気付きごめんなさいね、と言いつつ、手を肩から離した。
「その高校はホモを多く…いえ、日本一産出しているのよ!けいちゃんキレイでイケメンだから男においしく食べられちゃうわよ!なんでそこ選んじゃったのよぉ」
「しょーがねーじゃん。そこしか受からなかったんだよ。」
お金をかけたくないという理由で、県立高校と、編入試験に満点で合格すれば、学費免除の私立高校を見つけて受けたのだ。そして余裕で受かると思ってた県立高校に落ちて、今の状況に陥ってしまったわけだ。
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