携帯電話ショップの姉ちゃん店員が可愛かった件

1/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

携帯電話ショップの姉ちゃん店員が可愛かった件

「あの~、ガラケーからスマホに換えたいのですが」 「いらっしゃいませ。受付番号をお取りください」 俺は、若い兄ちゃん店員から番号札を受け取る。 「お掛けになって、お待ちください」 「はい」 初めてのスマホだ。俺は緊張する。取り敢えず、窓際のテーブル席に座り、景色を見ながら時間を潰す。 「お待たせしました、お客様」 「あ、はい」 正直、可愛い姉ちゃん店員だ。栗色のセミロングにパッチリとしたオメメ。マスクをしていて顔下半分はうかがい知れないが、小顔で下手なアイドルより、ずっと可愛い。前回、ガラケーの電池パック交換に来た時に対応してくれた姉ちゃん店員の通常の3倍は可愛い。この子が担当者で良かった。 「ご希望の機種等はありますか?」 『貴女です! もう、ドンピシャ!』 おっと、いかんいかん。心の声が漏れてしまうところだった。気を取り直して質問に答えよう。 「ギャラクシーとアイフォン以外で安いヤツ」 「えーと…………そうなりますと、エクスペリアかアローズですね。旧式なら本体代が無料ですよ」 『それなら、俺と付き合ってください!』 いかんいかん。また、心の声が漏れるところだった。     
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!