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「え?」
私は唖然とその場に立ち尽くすだけ。
が、ふとある事に気が付く。
手に持っていたお守りやお札が、全て消え去っている。
「え、え?」
私は慌てて周りを捜すが、1枚たりとも見当たらない。
その時、ふと知らない声が響く。
『よかったね』
『これで大丈夫』
小さな小さなその声は、その場にいたほかの人には聞こえていなかったらしい。
こうして私は今も生きている。
バレンタインなんて嫌いだった私の特別な日の事。
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