チョコじゃないって!

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「え?」  私は唖然とその場に立ち尽くすだけ。  が、ふとある事に気が付く。  手に持っていたお守りやお札が、全て消え去っている。 「え、え?」  私は慌てて周りを捜すが、1枚たりとも見当たらない。  その時、ふと知らない声が響く。 『よかったね』 『これで大丈夫』  小さな小さなその声は、その場にいたほかの人には聞こえていなかったらしい。  こうして私は今も生きている。  バレンタインなんて嫌いだった私の特別な日の事。
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