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〜prologue〜
♪゜・*:.。. .。.:*・♪
「……面白い。
じゃあ、この俺が、その気にさせてやる。覚悟するんだな」
この世に、
こんなにも美しい男がいたんだな
誰もがそう思ってしまうほどにすべてにおいて完璧な男。
そんな男が今、
やけに広いベッドの上で片膝をついていて、
追い詰められた私がオロオロとしているその様を
怖いくらいに綺麗な不適な微笑を浮かべて見下ろしている。
この男が放つ甘い危険な香りに
私の思考も身体も酔わされてしまったのか
たちまち痺れたように動けなくなってしまった。
逃げるのを諦めた私が目を閉じると……
まるでその瞬間を狙っていたかのように
ギュッと噛み締めた唇を解すような熱いキスに襲われた。
――すべてを奪い尽くすような
男の熱いキスに何も考えられなくなっていく……。
♪゜・*:.。. .。.:*・♪
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