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話題は自ずと後ろ向きな内容に遡ってしまう。
優秀な人には、普通の人すらも、能無しに見えるのだろう。
そう考えると、ストレス面では優秀な人も得ではない。
能力のない人は叱られる、優秀な人は能力のない人に足を引っ張られる。
いや、実はほとんどの人たちが役立たずで、ほんの一部に、優秀な人がいるのではないか。
だとしたら、優秀な人が異端になる。優秀であるが故に、迫害されていく。
そんなことがどこかで起きていたりするのだろうか。
一体、この職場で幸せな人は誰なのだろうか。
生きているだけで丸儲け。まだ僕にはわからない。
僕みたいに能力のない人は仕事をしているだけでストレスが溜まる。
若いから出来ないのは当然、と言われるが、僕には若かったころの上司や先輩を見ることは出来ない。
贔屓目に見ても同年代だったころに渡り合えていたか自信はない。
普通の人なら苦労せずに終わることでも、他の人より長い時間をかけなければ仕上がらない。
さらに、100点のつもりの答案が、他人から見た時に50点にもなっていないこともある。
他者からの評価が結局一番ではないか。
気づくと「今の若者は自信がない」などと言われるようになった。
むしろ根拠のない自信を持てる理由を知りたかった。
数年後には、僕の名前が愚痴に挙がっているのかな、と憂鬱な気持ちになる。
そうならないように頑張ろう、となぜ思えないのか。
「今の上司には熱量がありすぎる」、くそ、皮肉に昇華できない。
報・連・相を徹底させる人ほど、話しかけづらい空気作るのなんでだろう。
仕事をしている時間よりも休憩時間の1時間の方が遥かに短いのなんでだろう。
真面目にルールを守って生きてきたのに、世間からはみ出して生きていた人の方が結局楽しそうなのなんでだろう。
僕で考えろ、わからないなら聞きなさい、いつも二択を間違えてしまうのなんでだろう。
赤と青の服を着た二人が軽快に踊るのを想像し、時間を潰した。
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