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彼女に手を出せば、彼女が僕を嫌う過程を僕は見ることになってしまう。
僕はそれを見てしまったら、自分のことが嫌いな彼女の姿を自分の記憶に焼きつけてしまい、それに囚われて生きることになるだろう。
そんなものは耐えられない。
だったらあとはかんたんだ。
かのじょがぼくの理想の形をとどめている間に、かのじょの変化をとめてしまえばいい。
どうしたら変化がとまる?
そんなものは、変化をかんじる人間がいなければかんたんにとまるさ。
だからぼくは、
かのじょを
りそうのかたちで
とどめるために
ぼくをころした。
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