第1章

12/12
前へ
/12ページ
次へ
野田記者は、いつでもどこでも門で元の時代に戻り、会議室の人々に状況を報告しました。 全日本農林水産日報の会議室では、昼寝している大野門を無視して、取材した3人の記者と編集長と社長の5人で会議を始めました。 米田編集長「ところで、100年後には完全にロボット化して共産化するということだが、その途中段階はどうなんだ?もし10年後に画期的な作物や農業ロボットが登場して、その会社の株が大幅に値上がりするとしたら。」 田畑社長「お前も悪よのう。もし、その会社名が分かるなら、今のうちに株を買っておいて、大儲けしたいもんだ。どの会社がいつどんな農林水産技術を開発するか、聞いてこなかったか? 3人の記者「そこまでは・・・」 その時、別の「いつでもどこでも門」が現れ、警察官風のロボットが複数出てきました。 警察官ロボット「動くな、時空警察だ。大野門起きろ。」 大野門「何ですか、昼寝してたのに」 警察官ロボット「大野門、鯛焼きに目がくらんで、『いつでもどこでも門』を貸すとは、とんでもない不良品だ。戻ってプログラム修正するからな。それに歴史を変えるのは時空管理法違反だ。お前たち人間も、記憶を抜かせてもらう。」 警察官ロボットは、5人の脊髄に電極を刺し、未来取材に関する記憶を消去しました。そして大野門を連れて未来に戻っていきました。 3人の記者は、妄想を膨らませて100年後の農林水産業の記事を書くことになりました。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加