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１７ きっかけは衝撃の始まり（つづき）
そんな訳で、この日の予定は、パソコンと睨めっこでのプレゼン準備から、
フライングランチ付きで秋葉原での材料探しという少し楽しいものに
急遽変更。
そして、やはりオタクの性というべきか。
「アキバ」に行くとなれば、たとえ仕事だと分かっていても、少なからず心は躍る。
しかも、このところ多忙を極める真友子との接点が極端に少なくて、いささか心に隙間風が吹いていただけに、大祐のテンションは自然と上がった。
よぉーし、今日の昼は奮発しようっと。
昼休みを三十分ほどフライングして会社を出た大祐は、まずは目的地、
秋葉原へと向かう。
そこで、かねてから一度行ってみたいと思っていた定食屋に混み合う前に
辿り着き、サバとメンチのカツ定食を頼む。
そして出てきたのは、こんもりと山盛り千切りキャベツの横に、
半身のサバカツと拳大のメンチカツが二個。
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