18 決意のバレンタイン

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最っ低だっ! なじるほど自分は情けないヤツだと思うが、やはりどんな顔をして真友子に 会えば良いのかも分からず腰が引ける。 「ああ、もぉホント嫌んなる!」 大祐は、頭を抱えたままで大きな声を上げた。 しかし、そんな彼の頭をペシッと引っ叩き、もう一人の自分が また強くなじる。 バカッ! こんな所でウジウジしてても、しゃーないだろうがっ! うん……。 大祐は、叱咤するもう一人の自分に頷くようにゆっくりと顔を上げた。 そして、ひとつ大きく呼吸をする。 勝手に妬いた事といい、それから突っ走ったトンマといい、何もかも悪いのは僕だ。 「よしっ!」 大祐は、意を決したように膝をポンと叩くと勢いよく立ち上がった。 戻ろう。彼女の所に戻って、謝らなくちゃ。うん、ちゃんと謝るんだ自分っ!
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