エールデンの花嫁へ

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エールデンの花嫁へ

A(女):リサ B(男):ヴァリー ヴァリー 「なあ、ほんとにそれでいいのか?」 リサ   「もちろん!」 ヴァリー 「婚約指輪の予算がゾスケルトザメの化石に変わっちまったぜ……」 リサ   「このサメちゃん、エールデン海峡に君臨した赤鮫なの」 ヴァリー 「確か両翼があって巨体でも空を飛べたとか」 リサ   「そして、この骨は心臓を覆っていた硬度200のメタルボーン!」 ヴァリー 「はいはい、君はそんなロリ顔して考古学結社のトップだもんねえ」 リサ   「童顔気にしてるのに!……ヴァリーは最強の助手だよ」 ヴァリー 「まあね、その化石手に入れるの苦労したもんな」 リサ   「さ、リヤックおじさんの工房に行こ!」 ヴァリー 「へ? なんで? あそこ製剣所じゃん」 リサ   「このメタルボーンで、結婚指輪作るの!」 ヴァリー 「……敵わないな、君には」 リサ   「紅の指輪なんて、世界にただ一組よ」 ヴァリー 「エールデンの花嫁。どうぞお手を。参りましょう」     終
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