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「和哉……!」
和哉は俺に気づくと、にこりと笑った。
俺が和哉に掴みかかろうとしたその時、先生が診察室の方からひょこっと顔を出して言った。
「タケルくん!
返信できなくてすみません。
あと少しだけ和哉くんと待っていてもらえ
ますか」
?
「あ、センセイ大丈夫だよん♪
お仕事頑張って」
??
今度は和哉が馴れ馴れしく先生に手を振った。
俺は状況がさっぱり分からず、先生と和哉の顔を交互に見比べた。
どちらにも険悪な雰囲気はない。
一体どういうことなんだ?
まさか、金のやり取りなんてしてないよな。
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