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第7章(君と歩いていこう)
ぼくは、ラッキー。
あれからまた年月が経ち70才を迎えた。
日々衰えて行く身体だけど気持ちは、若々しさを保っていた。
ぼくは、今まで上がり降り出来ていた階段を2段くらいしか上がる事が出来なくなっていた。
なんでだろう。
これまで当たり前に出来ていた事が出来なくなるなんて思いもしなかった。
そうか、ぼくは歳を取ったんだんなぁ~。
っと改めて、しみじみ思った。
ぼくは最近、夜空に浮かぶ星を見るのが好きなんだ。
無限に広がる空に、キラキラと輝く星。
一つ一つが、ぼくとご主人が歩んできた大切な想い出の数だと思えた。
ぼくは、まだまだ元気。
ご主人とこれからも星の欠片(想い出)を増やしていきたい。
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