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……おき……おきな……
ガチャ…優希~朝だよー?
起きなさーい?……あらら~
起きない子には目覚めのちゅーを
プレゼントしないとね?
そう言う事は彼氏にでもいいなょ。。
眠いよ。お布団気持ちいょ?
ちゅ…頬に違和感が。
ほんとにしないでよ…
おはよ…美咲お姉ちゃん…
よろしい!今日から入学式でしょ?
早く用意しないと…その続きを…
わぁ…分かったよ用意するよ。
眠たいなぁ…
ちゅ…また頬に。
もう!起きたからちゅーしない…
ほんと優希は可愛いんだから!
振り向いた瞬間には
姉に抱きしめられ身動きが
取れない常態になり…
これじゃ…用意出来ないょ…
やっと解放してもらったのはそれから
15分後たったあとだった。
その後食事を済ませ。
学校に行く準備をし時計を確認…
時間は…8時15分…ここからどんなに
走っても学校まで30分はかかる。
遅刻…
この二文字が優希の頭によぎる
入学初日から遅刻…
とぼとぼと玄関に向かう優希
それとは対照的に上機嫌な美咲
優希?一緒に登校できて嬉しいね?
うん…けど遅刻しちゃったね…
あれ?優希は新入生だから
9時でいいんだよ?
8時30分までに教室に入らないと
いけないんだよ…
誰が決めたの?そんなこと?
学校だょ…入学式早々遅刻なんて…イタっ
静電気…?
繋いでた手をとっさに
離してしまい。隣を見ると
髪を逆立て、高密度の電気を
纏う美咲の姿が…
美咲お姉ちゃん??
ごめんね!本当にごめんね!
私勘違いしちゃったよ泣
必ず間に合わせるからね泣
号泣して子供のように泣く美咲
そんなことより見たこともない
姿を見て戸惑う優希
ぇ?ええ?そのすが…
いくよ!絶対間に合わせるからね!
え?えぇーーー?
手を掴まれたと同時に体は宙に浮き
雷の様に爆音をあげながら
空を掛ける一筋の光が…
到着!時間は!
8時22分!セーフ!
間に合ったね?優希?
そう…ありがとう…お姉ちゃん…
上機嫌な姉と
何が起こったのかわからず
立ち尽くす優希。
それじゃ!私用意あるから!
いくねー?困ったらお姉ちゃん!って
叫ぶんだぞー?
うん…ありがとう。
戸惑いながらも
始まった私たち姉妹の生活
色々な力を手にさまざまな
学園での物語が今始まります?
あれが…お姉ちゃんの力なのかな。
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