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ごく当たり前のようにそういうことを話す姿を見ていると『この人は言語学者だったろうか?』と驚いてしまうのだが、ここまで拘れるから世界中の人たちの心を掴めるAIアプリを創れたのだ、という結論になり納得をしてしまった。
手をつないでいることで、自分が何を考えているのかが丸わかりになってしまうこともあった。
重慶飯店の中華菓子に気をとられたり、カフェに目がいったりと、腹が満たされているにもかかわらず、食べ物からの関心が離れないことも完全に気付かれている。
(食いしんぼうだと思われただろうなあ、恥ずかしい)
一緒に美味しいものを食べる時間を共有できることや、意見を交わせることが嬉しくて、夕食の点心はあれもこれもと食べ過ぎて、今も胃が重いくらいだ。
ふたりきりで過ごした、朝から晩までの贅沢な時間に感謝していると、頭の中に自然と神長の姿が浮かび上がってくる。
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