大輪の花
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「まいったな。本当にここは寒いところだ。お地蔵さまは、もう慣れたのかい」 ふっくらと微笑む。
稚児
(
ちご
)
のようだと茶化されていたあの時の僕みたいなくちびる。あの時は、いろいろなことが楽しかった。強くなっていくことが。新しい世界を知ることが。(刀が軽やかになり、水を切るように肉を斬る、夢のような一瞬。) 喜ばれると嬉しかった。恨まれても平気だった。なすべきことをしていた。だから楽しかった。
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