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「えっ !? ま、まあな、、
妹分のemikoのことだしな、ほっとけねえわサ」
「うん、うん、うん。ほんと、嬉しかったよ」
(ジャージ姿の、emiko が居た)
(ずぶ濡れの、emiko が居た)
「何だよ、それは。何で、ジャージーなんだよ」
「バレーの練習に来たの。でも、体育館、開いてなかった。
センセを探したけど、誰も居なくて、、、」
「そんなもん、当たり前だろ! 台風だぞ、お前。暴風雨警報だゾ!」
「だって、だって。もうすぐ地区大会が始まるし、練習試合でも全然だし、ここんとこ調子悪いし、、、センセー、自分で考えろって、冷たいし、キャプテンに聞いても、エースに教えられるわけないでしょ!だし、sayoは彼氏ができて、練習に身が入ってないし、あたし、どうしていいか分かんなくなって、とに角、練習するしかないし」
あいつも色々あるってことだな、ひとりでかぶっちゃってるぜ。
先公も先公だぜ。
十六の女の子に、こんなでっけえプレッシャー与えて、どうすんだよ。
キャプテンって、誰だったけ? ええっと、sumi だったっけ?
あいつも、器が小せえなあ。それとも、emikoが生意気なんか?
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