(四)

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「えっ !? ま、まあな、、 妹分のemikoのことだしな、ほっとけねえわサ」 「うん、うん、うん。ほんと、嬉しかったよ」 (ジャージ姿の、emiko が居た) (ずぶ濡れの、emiko が居た) 「何だよ、それは。何で、ジャージーなんだよ」 「バレーの練習に来たの。でも、体育館、開いてなかった。 センセを探したけど、誰も居なくて、、、」 「そんなもん、当たり前だろ! 台風だぞ、お前。暴風雨警報だゾ!」 「だって、だって。もうすぐ地区大会が始まるし、練習試合でも全然だし、ここんとこ調子悪いし、、、センセー、自分で考えろって、冷たいし、キャプテンに聞いても、エースに教えられるわけないでしょ!だし、sayoは彼氏ができて、練習に身が入ってないし、あたし、どうしていいか分かんなくなって、とに角、練習するしかないし」 あいつも色々あるってことだな、ひとりでかぶっちゃってるぜ。 先公も先公だぜ。 十六の女の子に、こんなでっけえプレッシャー与えて、どうすんだよ。 キャプテンって、誰だったけ? ええっと、sumi だったっけ? あいつも、器が小せえなあ。それとも、emikoが生意気なんか?
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