(六)

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「で、ね。ついでだからさ、あの二人も呼んでよ。どうせ三人で、善からぬこと考えてるんでしょ? 「ええっ! な、なんだよ。お前、どっちかに連絡してないか? 「そんなこと、分かるわよ。ほんと、○○ 君って、分かりやすいぃ! 「お前だけだよ、そんなこと言うのは。 「でねえ、その時一人女の子を連れて行くからさ。 「おっ、いいねえ、いいねえ。一人と言わず、三人でもいいぞ。 「真面目に聞いて! カレと別れて落ち込んでる娘がいるの。慰めてやってほしいの、ore 君に。 「えっ!? 慰めるったって、ど、どうなんだよ、、。 しっかし、oreッチの守備範囲も広いよな。どこまで広がる? emikoの頼みだから、か? それとも、根っからのスケベ人間か? だけどさ、俺って、俳優になれるんじゃないか? なんでって、、演技がうまいもん! 相手の好きなタイプに変身できちまうしさ。 これって、やっぱ、本だよな。 自慢じゃないけど読んだ本の数はすげえぜ。 百とか二百なんて数じゃない。 もう一桁上に行ってるんじゃないか。 小学生の頃から、図書館大好き人間だったもんな。 まっ、夢見ることは、無料(ただ)だかんな。
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