0人が本棚に入れています
本棚に追加
「まねっこはだめー。いって」
「う、うう……」
「その……勉強してたんだ」
「勉強?えらいじゃん」
「で、隠してた事実は?」
少年はゆっくり左右にスキップした
「その……あれだよ、学年一位になったら……告白するんだっ」
「告白っ!?!?!」
せ、接吻でもするかの近さだ。危ないよ、少年
「ぜったいふられるーーっ! と思う」
「失礼な。分からんだろ?」
「いんや、ふられるね。なぜならあの子はもう……あっ!」
あっ! って嫌な予感がする語尾だ。でも今更何聞いても
「………ききたい?」
「うん」
そうして少年は急にしゅんとして、ゆっくり
あの子の事を話し始めるのだった
最初のコメントを投稿しよう!