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「そんなあ……なんでそんな………」
「僕に言われてもねえ。僕が知りたいくらいだよ」
少年の話は信じたくも無い真実だった。告白しようとした子にはもうかっこいい男の子が付き合っていて、全国模試でいつも三位以内で、おまけに父親は県議会議員。出来すぎたぐらいに真実だーーっああっ………
「はぁ……なんだか天気まで曇ってきたね。
キミも早く帰った方が」
「むり……かなしい気分だもん」
勝手に話し出して、悲しい。とは……
自己中?んーまあこのぐらいの年齢なら仕方なしか?
「………ばかっ」
わっと。風?突然風が?何故?
「余り感情は出すなって言ったでしょうが………ん…ま、たまにはいっか」
窓に……少女? 背中から察するにこの少年と
同じぐらいの年齢だろうか
しかし、晴れた。晴れたな
「むぐっ……! あぶないあぶないっ!でもどこいってたのさー?」
「ちょっと刑務所にね。言伝を」
「言伝か~好きなんだね相変わらず……むぐっ!」
「口が軽い………」
晴れたと思いきや、風が止んだ。少女が来て
からか
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