緊急宅配《スクランブル》機動宅配セヴン・トゥエルヴ

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緊急宅配《スクランブル》機動宅配セヴン・トゥエルヴ

ここは少し未来のよくあるコンビニチェーン店 “セヴン・トゥエルヴ“ 今日も平和な普段どおりのコンビニ店であった。 ビービービービービー!突如警報が鳴り響く。 緊迫するスタッフルーム。 オペレーター『本部より緊急入電!三丁目、Yamada様よりお弁当とお茶を3人分届けてほしいそうです!』 スタッフ『時間指定が十二時十五分(ヒトフタヒトゴ)…そんな!あと五分もないじゃない!』 パイロット『任せな!こちとらコレで飯食ってるんだ。きっちり時間どおり届けてやるぜ!』 整備のおやっさん『緊急宅配(スクランブル)だ!マシンを回せー!ボヤボヤしてっと尻蹴っ飛ばすぞ!』 スタッフ『今回の依頼品です』 パイロット『おう。任せなブツは必ず届ける。』 スタッフ『ブツとか言わないのっ!行ってらっしゃい』 パイロットは貨物ケースに依頼品をセットしてシートに座り、キャノピーを閉じる。 パイロット『発進準備良(オールグリーン)、到着予定時間 十二時十五分(ヒトフタヒトゴ)』 オペレーター『カタパルト準備OK』 パイロット『あのさ…この宅配が終わったら…』 オペレーター『なにか問題でも?』 パイロット『いや、大丈夫だ』 オペレーター『三丁目方面進路クリア』 パイロット『ちょっくら行ってきますか!』 オペレーター『行ってらっしゃい』 カタパルト作動の轟音とともにマシンは唸りを上げてスピードをあげていく。 今日も機動宅配セヴン・トゥエルヴの宅配業務は始まる。
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