(四)

2/2
前へ
/22ページ
次へ
わたしは今、とても酔っています。 グデン、グデンの、 泥酔状態です。 わたしは今、とても淋しいのです。 人恋しくて、人恋しくて、 たまりません。 わたしは今、とても泣きたいのです。 ワアー、ワアーと、 号泣したいのです。 あのひとは今、どうしていますか。 よっしゃ、よっしゃと、 駆け上がってますか。 あのひとは今、燃えていますか。 ワッセイ、ワッセイと、 囃し立てていますか。 あの人は今、泣いていませんか。 わたしを、わたしを、 思い出してませんか。             荒涼たる砂漠に 一輪の花を捧げてくれた君 オアシスに映る 月影と共に捧げん love_you 淡く照らす京人形の灯りに 君の健康を祈って はかない希望の灯りを まばたく星に重ねて ||||||||||||||| 背伸びは 若者の悲しい特権 背伸びは 若者の哀しい特権 空にポツンと浮かぶお月様に君を見て、 おやすみ! と、投げキッス。 何も言いはしない、その内オレだって、 きっと忘れてしまう。いや、忘れてみせる。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加