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何ということはない この俺が
人間失格だということだ
もう考えまい、惨めさが増すだけだ。
敗北者は嫌だけれども、
これ以上の惨めさはたくさんだ。
ツルゲーネフがトルストイに伝えたことば
「汝は汝の道にかへれ」
「為せば成る」
「為さねば成らぬ」
面白い言葉に気が付いた。
元来の日本人は、考えるに
「為さねば成らぬ」だったような気がする。
が、昨今の日本人は
「為せば成る」じゃないだろうか。
いつから?
そして、どうして?
「戦後」のような、気がする。
アメリカの占領から、
始まっているような気がする。
戦前までの日本人は「お上」に対し、
「服従」というより、「隷従」に近いものを
持っていたように感じる。
戦後の日本では、否応なく
アメリカの教育方法=民主主義&個人主義が
取り入れられた。
そしてそのアメリカの意図は
平成という時代において、花開いた。
今ごろになって、政治家が「愛国心」を声高に叫んでいるけれども。
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