パチンコ屋

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それからも、何度か同じことが続いた。 状況はいつも同じ。 玉を打っていると、知らぬ間に俺は警報機が鳴り響く踏切の中で立ち尽くしている。 パチンコ屋を出たという意識も、踏切まで歩いた記憶もまるでないというのに。 この前は本当にヤバかった。 電車の警笛音が聞こえるまで、気が付かなかった。 そのままだったら、俺は電車に轢かれて一貫の終わりだった。 俺の中に自殺願望があるのか? 自分に問いかけた。 そういえば、その踏切では事故が多くて、人もよく飛び込むという。 自殺の名所だと言われている。 直線が長い線路だから、通り過ぎる電車のスピードはかなり出ている。 少し前にも、雨の夜にスーツを着た若い女性が死んだと聞いた。 現場にいた奴が、線路に残された千切れた両足を見たと言っていた。 そんなことがあり、俺はパチンコはやめることにした。
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