ホオムルウム

4/12
前へ
/50ページ
次へ
「えっ…実刑…どういうこと?」 「先…生!どういうこと…でしょうか。冗談にしてはその…きついと思うんですけど。」 「おや。きーみーは…そう!実刑者番号17番。(故)アイハラ ミズキ、サン。」 「…は、」 「あーそうだねえ、説明が足りなかったね。えっとね、簡潔に言うと君たちはこれからー」 「…」 「シタイになってもらいますうんうん。なりたいよね?そっかそっか、じゃあ早く始めよおおおおおおおお」 「…え」 「は…はあ!?ふざけんじゃねえよ!こんなところ…みんな逃げるぞ」 「ね、ねえ…」 「なに!?」 「扉があかないの…」 「え、そ、そんなわけ」 「実刑者番号1番。ヨコヤマ ショウタ君。」 「…」 「あ、ちなみにですが、返事をしなかった場合は欠席とみなし、親に連絡してえー、親呼び出しそーしーてー、ここで、親を  殺しマス。」 「…返事したらどうなるんだよ。」 「どうなるって…死ぬに決まってるじゃないですかあー。あーやっぱり、きみはバカだから。きみにはこの番号がぴったりだあ。」 「ねえ。どういうこと?もしかしてこの番号って。   死んでもいい人順なんじゃ…」 「そーーーーーーう!その通りです。さすがです、イイジマ アズサ サン。」     
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加