続・おにーさんと資料室*

4/9
143人が本棚に入れています
本棚に追加
/215ページ
 これ以降はよく聞こえなかった。何かを呟きながら、僕の物へ顔を近づけて観察をして…戸惑いもなく直接触ると、くにくにと弄り始める。 「ぁう…?!」  腰が抜けそうな感覚に、上着を掴んでなんとか耐える。恥ずかしいよりも先に、不思議な刺激を連続で与えられて、それどころじゃない。 「痛ッ?!」  突然の激痛に現実に引き戻された。発生源を探せば、僕の物を思い切り下へと引っ張ったエリオットさんと目が合う。更にその下へと視線をずらすと、無理矢理に引っ張ったせいか、先端の方で皮がすこし剥けているのが目に入る。このせいで痛かったんだ… 「悪い、痛かったな」  ちゅっと先っぽへキスをしながら謝ってきたのに、エリオットさんはやる気満々に腕まくりを始めた。これ以上痛いのは嫌だよ…!もうやめて欲しいって首を振って訴えるのに、大丈夫だと腰をさすられた。 「リオは自分自身に治癒かけれるか?」 「で、できます…」 「良かった。じゃあ、もう痛くは無いぞ」 「本当に…?」 「おう。今から、俺がリオをオトコにしてやるよ」 「おとこ…?」  右手で僕の物を握り、左手に魔力をためている。何が始まるのか分からなくって、怯えながら見つめていると…やっぱりさっきみたいに皮を引っ張られた。 「ぃッ?!う、あ…!」     
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!