続・おにーさんと資料室*

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 あれほど流れてきた水は今はどこにも無くなっていて、魔法で蒸発させたのかな?って素人ながらの想像を膨らませていたら、胡座をかいたエリオットさんが自分の膝を叩いて僕を呼ぶ。 「こっちおいで」  こっちと言うのは、エリオットさんのお膝の上って意味合いで間違いないのだろうか…下半身丸出しで固まっていた僕を催促するように、エリオットさんはもう一度膝を叩いた。  間違いないみたいだ…失礼にならないのかな?でも、本人に指示されてるし…迷いながらもゆっくりと体を動かす。 「座って」  流石に、そこへ跨いで座る勇気はなかった…間に収まるように横向きで入り込むと、不満そうに頬を膨らませて僕を見下ろすのが目に入る。  うう…恥ずかしいし畏れ多いし…勘弁して欲しい。縮み込むように俯いていたら、つむじにキスが降ってきた。 「頑張ったリオに、おにーさんがご褒美をあげよう」  ギラついた目で優しく微笑むなんてちぐはぐな事をしながら、エリオットさんの手は僕の下半身へと伸びていく。恥ずかしくて合わせていた膝を軽く押され、手が滑り込む程に広げられると、迷うことなく僕の物を握り込んだ。 「ひぅ?!」  縮み込んでいたのを、ひたすらに優しく揉まれると段々むずむずしてくる。息も上手く吸えなくなってきて、はくはくと口を動かしながら耐えていたら、空いている方の腕が僕を抱き込むように肩へ回された。     
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