続・おにーさんと資料室*

8/9
前へ
/215ページ
次へ
 誘導されるようにして、力が抜けてきた体をエリオットさんの胸元へよりかける。目を閉じて、這い上がってくるビリビリとした刺激を逃がすことに努力するけれど、強まっていくばかりだ。このままこの刺激が続いたら、どうなってしまうのか…未知の領域が怖くて堪らない。  僕の心配をよそに、エリオットさんの手の動きは次第に大胆になっていき、さっきまで小さかったはずの僕の物は、与えられる刺激によって気付けばみるみる膨れ上がっていった。 今までとは違う、初めて見る物に言葉を失う…自分の体の一部なのに、こんなにも変わるなんて…ピクッと勝手に動きながら、既におへそに付くぐらいまで立ち上がっている。先から何かトロっとした物が零れていて、それをエリオットさんの指がすくって塗りつけていて…動きを見ているだけで興奮してしまう。 「はっ、んん…!」  荒くなる呼吸の途中で、漏れそうになる声を慌てて噛み殺す。我慢しているのに気付いたエリオットさんは、くすりと笑うと顔を寄せてきた。音を立てて額にキスを落とされる。 「我慢しなくていーんだぞ?」 「ッぁ、で、でも…!」 「きもちくないの?」 「よく、わかっ、んッ、」  先の方にある、他の所より少しだけ出っぱった所を刺激されて、一際大きく腰が揺れる。今までで一番強い刺激に驚いていると、エリオットさんにも伝わってしまったみたいで…何度もそこをこすりあげられた。 「ひっ?!あっ、やぁ!」     
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!

147人が本棚に入れています
本棚に追加