続・おにーさんと資料室*

9/9
144人が本棚に入れています
本棚に追加
/215ページ
 霞み始めた視界の中、やめて欲しくてエリオットさんを見上げる。必死に何度目かわならない、首を振る主張をしてみるけれど、やっぱり腕は動きを止めようとしない。 「あぅ、や、やら、でちゃ…!」  込み上げてきた尿意のような何かを必死に堪える。このままじゃ、本当に出てしまう…!粗相をしてしまう前に、早く止めて欲しいのに…!  エリオットさんは、目を細めながら自分の唇をぺろりと舐めると、僕の耳元へと唇を寄せた。 「いーよ、イきな」 「やらぁ…!もれちゃうよぉ…!」 「だいじょーぶ、おにーさんに見せてご覧?」  強く扱かれた瞬間に、腰が跳ね上がる。それと合わせるようにして、我慢していて物をぶちまけてしまった。爆発したような感覚に、腰の震えが止まらない。  何か、耳元でエリオットさんが話してるけれど、意識が朦朧とする…  ただでさえ霞んでいた視界は、気付けばとうとう何も見えなくなってしまった。
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!