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ただ、身長が伸びないと中学生の時に聞いたから吸えなかっただけだ。
でもどうだ。あれから身長は一向に伸びていない。これはおそらく長年蓄積された副流煙の影響だと著者は推測している。やはり副流煙は、こわい。
つまり私は、自分の小説家像の一つである「煙草」という切り札が無いのだ。小説の更新頻度が思うように進まないのは、おそらくそれが原因だ。決して自分の能力の無さではない。
だが、その代わりと言っては何だが、アイスコーヒーは好きだ。ニコチンを思うように摂取できない代わりに、カフェインは摂取できる。
そういう星の元に、私は生まれてきたのだ。
なので私は基本的に小説を書くときは、コーヒーを飲むようにしている。が、しかしだ。ここで重要な問題がある。これは執筆作業をする上で非常に重要な問題だ。それは、
コーヒーを二杯以上飲むと下痢になるということだ。
この事実に気づいたのは高校生の頃、あの時は小説ではなかったが、受験勉強の相棒にと調子に乗って缶コーヒーのブラックを飲み続けた結果、三缶以上飲むと高確率で下痢になることがわかったのだ。
驚くべき大発見だった。世界史の歴史的発見なんかより、こっちの方が自分の人生で歴史的発見だった。
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