第二章  初めてのデート

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第二章  初めてのデート

放課後 やった♪やった♪凪君とデート♪ 嬉しいな~。 私は放課後の凪君とのデートでるんるん気分。 職員室に用事があって、廊下を歩いていると、凪君と少し仲の良い柄の悪い男の子たちが私を見てニヤニヤしていた。 凪君が本当に仲がいいのは、サラちゃんの双子の弟のレン君とかだから。 私はなんだろう?って思っていると… 「香苗ちゃんだよね~」 柄の悪い人達の中の一人が私に声をかけてきた。 「そう…ですけど。 私が何かしましたか?」 「いやー。凪とは順調かなって思ってさ。」 「じゅ、順調です。」 「そっか~そっか~。」 ニヤニヤ笑いながらそう言った。 とても嫌な感じだ。 何を言いたいのだろうか。 この人の言葉一つ一つが不気味で、何かあるのかな?それも凪君に関する何か。 怖い。 私は恐怖を感じたので走ってその場から逃げた。 その柄の悪い男の子が 「可哀想~」 と言っていたことには気付かない。
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