1章 赤い花

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 そう口にすると、伯爵は少女の目の前で赤く染まった自分の指に舌先をゆっくりと這わせた。  舐めとる唾液の音がぴちゃりと厭らしく弾かれる。 「……あ…や…やだ…やめて…っ」  伯爵の言葉の意味を理解した少女は恥ずかしさに顔を背ける。その少女の表情に伯爵はご満悦な笑みを浮かべた。 「初々しいな……乙女よ」  そして再び少女の腰を捕え、足の間に顔を埋める。 「──っ…やっ…やだお願っ…やめて…っ」 「うるさい……食事の邪魔だ」 「ああっ……」  脚の間に潜り込む頭を華奢な手で遮ろうとする。そんな少女の手を捕え、伯爵は淫らに舌を掻き動かすと、今度は少女を四ん這いにさせて、尻から貪るように食らい付いた。 「はあん…や…だっ…なんでそんな…とこっ……んぁっ……」 「ここにも流れてきているからだ」 「ああっ…」  伯爵は赤く熟れたその表面を指先で軽くなぞる。  そして尻を掴むと高く上げさせて、丸見えになった真っ赤な秘部の味をじっくりと堪能した。  少女は唇を噛んで漏れそうな声を堪える。 「は…なんだ…香りが変わってきたな…」  ちゃぷちゃぷと、水音を立てながら舌を滑らせる。伯爵は鮮血に交じり女の匂いを漂わせ始めた少女の秘部の変化に気づいていた。  血に混ざり、透明な滴りが溢れている。 「……乙女になっただけはある…舐められて感じたか」
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