第8話余談 疑惑Plus

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 ぴちゃぴちゃという自分を舐めている音が響き、知己は自分の身体がますます熱くなるのを感じた。 「ひ、あ……、はぁぁっ……ん、ん……、ゃ、めっ……」  汗を舐め取られ、知己はますます恥ずかしそうに身を固くする。 「……美味しい」  将之が笑ってみせると、知己は 「この……変態め」  自分をからかう後輩を罵るものの、赤くなってそっぽを向くだけ。  その反応に、本心から言っている訳ではないのが分かる。 (……先輩、可愛い……)  知己の反応がいちいち可愛く思え、将之はもっとそんな知己を見たいと思った。 (本当は怖がらせないよう、じっくりとしようと思ってたんですけど。無意識なんだろうけど、こんな風に煽られたら……)  たまらず将之は、知己の袴の脇から左手を差し入れた。 「中位っ……!」  咎めるような声だったが、将之は構わず、知己のものに直に触れる。 「……ぁっ……!」  触れられた知己が、気まずそうに俯いた。  先ほどから「やめろ」だの「変態」だの散々罵っているが、すっかり反応しているのが触れられて、将之にばれたからだ。 「胴着の下に何も着てない先輩も十分変態だと思いますよ」  意地悪く言うと、なお知己が赤くなって俯く。  将之が、袴の中で確かに反応しつつある知己のものを指で辿り、鈴口に触れた。 「もしかして、これも汗?」     
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