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ぴちゃぴちゃという自分を舐めている音が響き、知己は自分の身体がますます熱くなるのを感じた。
「ひ、あ……、はぁぁっ……ん、ん……、ゃ、めっ……」
汗を舐め取られ、知己はますます恥ずかしそうに身を固くする。
「……美味しい」
将之が笑ってみせると、知己は
「この……変態め」
自分をからかう後輩を罵るものの、赤くなってそっぽを向くだけ。
その反応に、本心から言っている訳ではないのが分かる。
(……先輩、可愛い……)
知己の反応がいちいち可愛く思え、将之はもっとそんな知己を見たいと思った。
(本当は怖がらせないよう、じっくりとしようと思ってたんですけど。無意識なんだろうけど、こんな風に煽られたら……)
たまらず将之は、知己の袴の脇から左手を差し入れた。
「中位っ……!」
咎めるような声だったが、将之は構わず、知己のものに直に触れる。
「……ぁっ……!」
触れられた知己が、気まずそうに俯いた。
先ほどから「やめろ」だの「変態」だの散々罵っているが、すっかり反応しているのが触れられて、将之にばれたからだ。
「胴着の下に何も着てない先輩も十分変態だと思いますよ」
意地悪く言うと、なお知己が赤くなって俯く。
将之が、袴の中で確かに反応しつつある知己のものを指で辿り、鈴口に触れた。
「もしかして、これも汗?」
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