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そんな所を弄られたことがない知己は
「いやぁっ……中位っ! 中位ぃっ! やめてくれ!」
半狂乱になって叫んだが、その姿勢は変えず。
膝を押さえ、自ら後ろを差し出したままなので、説得力に欠ける。
きっと脚を閉じることさえも忘れるほどの強烈な刺激に、身悶えしているのだろう。
「あ、ぁぁっ……いやぁ……ッ! あっ……、あ、ぅぅ……」
ひとしきり掻き回すと、指が馴染んできたのか、知己が最初のように泣き叫ぶことはしなくなった。
将之が動きを緩めると
「中で……ぐちゅぐちゅ動いて、……気持ちが悪いんだ。中位……。もう、抜いてくれ……」
か細く、知己が訴えた。
「抜きませんよ。まだ指一本でしょ。先輩のここに僕のものを入れるんだから、指を少なくとも三本は咥えてもらうつもりなんだから」
「さ、三本も……っ?」
知己が青ざめる。
「無理だ。そんなに入らない……ッ!」
「入りますよ。入ってくれなきゃ、困ります」
(ああ。どうして俺は、こんなことを中位にOKしちゃったんだろう)
知己は今更ながら、後悔した。
(こんなことされるなんて、思わなかった)
ぐりっと将之の指が、とある一点を掠めた。
「……ッ!」
知己が息を詰める。
「あれ? なんだ、ここ」
それまでの感触と明らかに違う箇所。
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