第8話余談 疑惑Plus

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 そんな所を弄られたことがない知己は 「いやぁっ……中位っ! 中位ぃっ! やめてくれ!」  半狂乱になって叫んだが、その姿勢は変えず。  膝を押さえ、自ら後ろを差し出したままなので、説得力に欠ける。  きっと脚を閉じることさえも忘れるほどの強烈な刺激に、身悶えしているのだろう。 「あ、ぁぁっ……いやぁ……ッ! あっ……、あ、ぅぅ……」  ひとしきり掻き回すと、指が馴染んできたのか、知己が最初のように泣き叫ぶことはしなくなった。  将之が動きを緩めると 「中で……ぐちゅぐちゅ動いて、……気持ちが悪いんだ。中位……。もう、抜いてくれ……」  か細く、知己が訴えた。 「抜きませんよ。まだ指一本でしょ。先輩のここに僕のものを入れるんだから、指を少なくとも三本は咥えてもらうつもりなんだから」 「さ、三本も……っ?」  知己が青ざめる。 「無理だ。そんなに入らない……ッ!」 「入りますよ。入ってくれなきゃ、困ります」 (ああ。どうして俺は、こんなことを中位にOKしちゃったんだろう)  知己は今更ながら、後悔した。 (こんなことされるなんて、思わなかった)  ぐりっと将之の指が、とある一点を掠めた。 「……ッ!」  知己が息を詰める。 「あれ? なんだ、ここ」  それまでの感触と明らかに違う箇所。     
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