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だが、門脇は懸命に知己を早くいかせようと奉仕している。
「ぅ……、は、ぁっ……んっ!」
口全体で頬張り、根本を手で扱いた。
舌で舐め上げ、先端をくすぐるように往復する。
頭を揺すって大きく口全体で扱くと、じゅぷじゅぷとAVで聞いたような卑猥な音が聞こえた。
「あっ、あっ、あぁっ……」
限界が近いのだろう。
知己の太腿が震え、添えられた門脇の頭を押さえる手に、僅かに力が籠もる。
そんな短い嬌声の中に
「やっ……!」
抵抗の言葉が、小さく、短く入っているのを門脇は聞き逃さなかった。
太腿は震えながら絶頂間近を感じさせるが、知己の頑なな意志がそれをよしとしないようだ。
(強情だから、な。先生は。でも、このままじゃ、埒開かない。先生も苦しそうだし、……仕方ない)
そこで門脇が
「……ちっ。種明かしするよ」
痺れを切らし、一旦、口からそれを引き抜いた。
「っ……!」
門脇から解放された知己は、達せなかった中途半端な快感を持て余し、はあはあと荒い息を吐いて実験用黒机に身体を伏した。
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