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ふらふらと吸い寄せられるように近付くと、知己は抜き差しする指を一層早め
「ああっ! 早くぅ!」
腰を振って、門脇に見せつけた。
(先生の、ピンクの孔……。きゅっと締まって、指が動く度に、もの欲しそうにひくついて……)
媚薬の効果か。
さっき絶頂に達したのを皮切りに、知己が門脇をしきりに誘う。
「蓮と最後までしないと、薬、抜けきらないみたいだ。早く、お前のを俺の後ろに入れてくれ」
門脇に断る理由も術もない。
ぐちゅぐちゅと掻き回す知己の手を取ると
「もう入れちゃって、いいわけ?」
指を抜かれ、きゅうっと締まる孔から目を離せずに尋ねた。
「いいっ……よ……」
遠慮なく眺める門脇の視線に僅かに羞恥を感じて、頬染めつつ、ふるりと腰を振るわせて答えた。
門脇が知己の腰を掴むと、俯せのままそっと黒机から下半身だけ下ろさせた。
門脇はその真後ろに立つ。
「高さ、ちょうどいいな」
知己と繋がる為の体位の調節だったが
「すっげえ」
思わず門脇が呟く。
上半身だけ机に乗せたまま。
特に意図せず取らせたその姿勢は、まるで門脇に後ろを突きだした格好になっていた。
「えろい、先生……」
「うるさいな……。その……恥ずかしいけど、待っているんだ。早く、シてくれ」
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