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「……ひゃぁ!」
突然、唯一身に付けている下着をするりと下ろされ、知己は叫んだ。
「何?!」
慌てて振り向くと、案の上将之が全く悪びれずに
「腰を突き出した魅惑的な格好だったので、つい」
笑顔で答えた。
「お前は……」
怒りに震える知己を無視し
「あ、そのまま。そのまま」
将之が、知己の腰に手を添える。
「お、おい!」
そうでなくとも見えている双丘の狭間を、更に押し開く。
「ふうん、期待している? なんだかひくついて、誘っているみたいですけど」
「違う!」
洗顔の為に腰を折り曲げていたものだから、将之の言う通り腰を突き出したポーズだった。
そこで下着を膝まで下げられたものだから、無防備もいい所。
「そうかなぁ?」
緩く開いていた脚の間に手を差し込まれ、知己の中心を握りこまれる。
「あ、っ……!」
その先端に指を伸ばして触ってみる。
「やめっ……んっ!」
ぐりぐりと執拗に弄られれば、先走りの液が染み出てくる。
当然の反応だが
「ほら、もう濡れてますよ。やっぱり期待してますね」
将之は、さも知己が悦んでいるかのように言った。
無論、知己を煽るために。
「昼間に予告しておいたから、……待ってましたか?」
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