第10話・余談 体育祭plus 1

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「……ひゃぁ!」  突然、唯一身に付けている下着をするりと下ろされ、知己は叫んだ。 「何?!」  慌てて振り向くと、案の上将之が全く悪びれずに 「腰を突き出した魅惑的な格好だったので、つい」  笑顔で答えた。 「お前は……」  怒りに震える知己を無視し 「あ、そのまま。そのまま」  将之が、知己の腰に手を添える。 「お、おい!」  そうでなくとも見えている双丘の狭間を、更に押し開く。 「ふうん、期待している? なんだかひくついて、誘っているみたいですけど」 「違う!」  洗顔の為に腰を折り曲げていたものだから、将之の言う通り腰を突き出したポーズだった。  そこで下着を膝まで下げられたものだから、無防備もいい所。 「そうかなぁ?」  緩く開いていた脚の間に手を差し込まれ、知己の中心を握りこまれる。 「あ、っ……!」  その先端に指を伸ばして触ってみる。 「やめっ……んっ!」  ぐりぐりと執拗に弄られれば、先走りの液が染み出てくる。  当然の反応だが 「ほら、もう濡れてますよ。やっぱり期待してますね」  将之は、さも知己が悦んでいるかのように言った。  無論、知己を煽るために。 「昼間に予告しておいたから、……待ってましたか?」     
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