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「やっ……! まだ、シャワー浴びてないのに……!」
帰ってきて、すぐの行為に知己は焦った。
「ふふ、それってやっぱり期待しているんですね」
嬉しそうに将之が言う。
「終わってから浴びればいいでしょ? 結局、同じ事ですよ」
何が「つい」誘われて下着を下ろしたなどと言えたものか。
知己が洗顔中に、ちゃっかり寝室よりローションを持ってきている。
それを知己の狭間に垂らす。
「う、ぁぁっ……」
ぬるりとした冷たい感触に、知己が呻く。
「ここ、狭いですから暴れないでくださいね」
ぬっくと将之の指が一本、そこに這入り込んだ。
「あ、……あ、ぁぁぁっ!」
「ほら、この姿勢の方が、すぐにあなたのイイ所に触ってあげられるのに」
「っ……ぃあ、んっ! んんっ!」
すかさず二本目を入れる。
「うっあぁぁ……!」
思わず背を反らし、声を上げてしまう。
「っ、変な方向に動かすなぁっ!」
入れた二本の指をバラバラに動かしていたら、知己が悲鳴を上げた。
「先輩の珍しい姿勢に嬉しくって。動かしすぎましたか?」
「もう……、ぁ……っ!」
「それと、いつもより指を入れやすいし、動かしやすいっていうのもあるかな」
執拗にそこを責めれば、知己は歯を食いしばり
「いぃぃ、いや、だっ……!」
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