第10話・余談 体育祭plus 1

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「それとも、前戯が短かったことが不満? もっと弄って欲しかった?」  聞いておきながら、ずっずっと容赦なくその抽送のスピードを上げる。  知己の返事は待っていない。  ただ珍しくこの姿勢で受け入れた知己に、是が非でも「いい」と言わせたくて、将之は攻めの手を緩めなかった。 「はっあ、あ、あ、ぁぁ、んっ……」  腰に回した右手を下げ、そこにある知己の中心を握る。  岐立した先端から欲望の汁がだらだらと溢れていた。  どう見ても絶頂も間近だというのに 「や……、ぃ、やだ……っ」  知己は相変わらず、この体位を拒んでいた。  ここまで強情だと、可愛さ余って憎さ百倍ではないが、どうしても屈服させたくなる。
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