第10話・余談 体育祭plus 1

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「仕方ない……」 「はぁ、あぁぁぁ、んっ……!」  抽送に合わせて、将之は握った知己のものを扱き始めた。 「ああ、ぃ、いや……っ。同時に二カ所、なんて……!」 「二カ所で済めばいいけど」  知己の背後から回した左手が、腹をくすぐるかのように知己の体を彷徨う。 「ひ……!」  やがて、まさぐっていた左手は、知己の上半身に目的のものを見つけた。  知己の左胸に控えめに主張している突起を捕まえ、くるくると転がすように愛撫し始めた。 「や、やぁっ!」  くにくにと押し潰すように弄ると 「もう、だ、め……ぇ、っ!」  知己が大きく目を見開く。 「ああっ、ああっ、あぁっ、ぁぁーっ……!」  将之の抽送に合わせて出ていた喘ぎ声が一際高くなった。  同時に、将之の右手にしごかれていたそこから白濁の液が吹き出し、黒い大理石に飛び散った。 「……はあ、はあ、はぁ……」  縁に掴まり、未だ荒く息吐く知己に、 「……先輩?」
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