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そんな事を言われ、知己の方を向いた将之は、数度瞬きを繰り返した。かなり、驚いているようだ。
(俺がキスしたいのは……)
今度は、将之の唇にキスを落とす。
「せ、先輩っ……!」
「あ、嘘! また、大きくして、お前……っ!」
その後は、何を言っても、将之は止まることなかった。
「あ、ばかっ! そんなに激しくしたらっ……! ぃい、いやだ! あぁっ! あぁぁぁっ! あぁ、ぁぁぁぁー……っ!」
容赦なく突き上げられ、知己は二度目の絶頂を将之の腹の上で迎える羽目になった。
もちろん、今度も将之と共に達することはかなわなかったので、知己が不機嫌になったのは言うまでもない。
ー第10話余談・了-
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