第4話 門脇推しAVにまつわる話・1

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 モニターの画面では、自分似の女性が淫らな表情を浮かべている。  自分の居ない所で、こんなシーンを将之にも後藤にも見られたのかと思うと、自分ではないのに恥ずかしいような、居たたまれないような気持ちになった。 「折角だから、最初から観ましょう」 「いや、このままでいい」  知己が止めるのも聞かずに、将之が一番最初の画面に戻した。 (え? マジ? 嘘だろ?)  それは初めから凄いシーンだった。  強姦もの……とでもいうのだろうか。  女性が通常では絶対にありえない扇情的な服装で、ソファに寛いでいた所、いきなり男優が襲いかかった。  きわどくも魅惑的な下着を強引にはぎ取ると、すかさず挿入するのだ。 (えええ? もう、入れるのか? うわ。準備なし? これって、めちゃめちゃ痛そう……)  知己は眉を顰める。  案の上、女優は痛がって暴れ、必死に男優を拒むのだが男優はやめる気配はない。  強引に腰を進める。  しばらくすると、次第にそこが馴染んだのだろう。  嫌がっていた筈の女優は、聞くも恥ずかしい声を出し始めた。 「先輩……」  画面を同じように凝視している将之が声をかけてきた。 「何?」  知己は (うわ、あんな体位でするのか? きつそうだな)  などと思いながら、何故か冷や汗をかきつつ答えると     
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