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「先輩……」
「何だよ」
「今日は、アレしましょう」
「はあ?! 何、言ってるんだ?! まだ昼間だぞ!!」
いきなりの将之の申し出に、知己は声を荒げた。
理由は、昼間だから……だけではない。
「後藤も帰ったことだし、二人きりなんですよ。時間なんか関係ないじゃないですか。僕は、是非アレがしたいですね」
将之が強く言うと、膝の上に座っていた知己を抱き上げた。
「いやいやいやいや。アレは……!」
抗議の声も空しく、知己は姿勢をあっという間に変えられた。
将之に抱えられていたのが裏目に出た。
一瞬身体が宙に浮いたかと思ったら、そのままソファに押しつけられ、仰向けに寝かせられたのだ。
その知己の上に将之が跨がり、自由を奪う。
知己の脳裏に、先ほどのシーンがよぎった。
「い、嫌だ! 将之!」
恐怖に戦き、叫ぶ知己の言葉を無視し、将之は左手で知己の両腕をまとめると、空いた右手でジーパンを下着ごと強引に剥ぎ取った。
「い、嫌っ! やめろって!」
暴れる知己の身体を、そのまま捩って後ろを晒す。
知己は自由になった手で、将之の手を押さえるがうつ伏せになっている分うまく力が入らない。
知己はますます焦る。
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