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「やめっ……! バカ! だめだっ……!」
知己の抵抗などさして構わずに、将之は双丘を押し広げ、窄まりの位置を確認した。
(あれは女性だからできることなんだぞ。男の俺に、あれは無理だ!)
以前、慣らさぬままに指を入れられたことがあった。
あの時のまるで身体が裂けるかのような感覚が、知己を恐怖に包み込む。
指でさえ、あれほどの痛みがあるのだ。
それなのに
(いきなり、AVみたいに受け入れろだ?! 絶対に、無理! 無理!)
「うぁっ!」
窄まりに将之の指が触れる感覚。
僅かな快感と恐怖が、知己の背筋を走る。
思わず
「頼むから、ちゃんと前戯しろーっ!」
知己は叫んだ。
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