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「でないと女性だって苦しいでしょうし。いい映像を撮りたいなら、その準備はしている筈ですよね。向こうだってプロなんだから。ただの、そういう演出だと思うんですよ」
ぶつぶつと自分の分析を語る将之だが、指は休むことなく知己に触れていた。
「あ、あ、あ……。もっ……」
出し入れされる度に、腰が疼く。
(何だよ、もう……)
欲しくてたまらなくなっている自分に気付き、知己は唇を噛みしめた。
(AVの所為か?)
知己の前からは、透明な液が零れ始めていた。
(後ろ、触られているだけなのに……)
たまらず知己は
「将之……もぅ……」
と小声でねだると
「ええ、分かってますよ」
ローションですっかり解れた窄まりに、将之は自分のものをぴたりと宛がった。
「……っ」
散々後ろを弄られて一刻でも早く欲しい感情に焦れたが、宛がわれた感覚に安心し、知己はその瞬間をひたすら待った。
が。
「……!」
それはその上を滑っただけだった。
「ま……将之……?」
「大体、もったいないですよ。いきなり入れちゃうなんて。先輩は、焦らした方が感度も良くなるし、こういう楽しい時間は長い方がいいに決まっているんだから……」
「あ、あぁ……ぁ……っ……!」
そこを通過する度に、知己が切ない声を上げる。
ぬりゅぬりゅとローションのぬめりを利用し、将之は肉棒を狭間に合わせて滑らしていた。
「う……ぁ……」
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