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なんとか最奥まで飲み込んだものの、まだ馴染まないそこを目がけ、門脇が腰を動かし始めた。
「やっ……痛いっ……や、や、めて……くれっ……」
たまらず知己が片手で門脇の身体を押し返すが、自分の身体を支えねばならない一方で分散され、弱弱しい。
そんな知己の力では門脇が止まるはずもなく、それはまさに空しい抵抗だった。
「う。うぅ……っ……」
みちみちと後ろが悲鳴を上げる。
潤いが足らずに、そこから引きつるような痛みが湧く。
門脇が深く突く度に、まるで内臓が押し上げられるような感覚があった。
知己は思わず、強く唇を噛みしめて、激しい揺さぶりに耐えた。
「う、うぁっ……」
苦痛の為か、目尻には涙が滲んでいる。
唇は強く噛んだ為、赤くなっていたが、それさえも門脇の加虐心を煽った。
(もっと深く、強く、先生と繋がりたい)
その一心で知己を貫き続ける。
「あっ……、はっ……」
ずくずくと容赦ない数度の揺さぶりで、知己の体液が門脇のピストンに合わせて引き出されたのだろう。
結合部に少しずつ湿り気を帯びてきた。
すると
「あ、ぁ……っ……蓮……!」
具合が良くなったらしく、知己がまんざらでもない声を上げ始めた。
「はあっ……あ、ぁ……ん…っ……」
滑り良くなったそこは、門脇にも快感をもたらした。
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