2.時間

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「美希、行くよ」って言うから、 「はーい」って、返事をして部屋を出る。 ライトアップされた木々が綺麗で 「お話の国みたいだね」って見上げたら、 「そうだなぁ」ってうなづいて、遠くを見ていた。 なんだか、急に不安になって、腕を掴んだら、 「なした?怖いの?」 「静かすぎるから」って答えた。 この世界に二人きりしかいないみたいに静かな散歩道。 いつも4人でいるからかな。 2人でいることや静かすぎるから ギュって掴んでいた。 「大丈夫だって、、、熊なんてでないだろう」 「嫌だよ、もう」 あははって笑ってる笑顔が眩しいなって、 「可愛い王子って、唯ちゃんのお友達に言われてたよ」 「美希こそ、悠斗さんといたら、お姫様気分だったろう?悠斗先輩の色気やばいよな。」 「確かにね。もう、一人だけ別世界の人だったね。」 「そうだよなぁ。男の俺でも、まぶしかったわ」って笑っていた。
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