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「美希、行くよ」って言うから、
「はーい」って、返事をして部屋を出る。
ライトアップされた木々が綺麗で
「お話の国みたいだね」って見上げたら、
「そうだなぁ」ってうなづいて、遠くを見ていた。
なんだか、急に不安になって、腕を掴んだら、
「なした?怖いの?」
「静かすぎるから」って答えた。
この世界に二人きりしかいないみたいに静かな散歩道。
いつも4人でいるからかな。
2人でいることや静かすぎるから
ギュって掴んでいた。
「大丈夫だって、、、熊なんてでないだろう」
「嫌だよ、もう」
あははって笑ってる笑顔が眩しいなって、
「可愛い王子って、唯ちゃんのお友達に言われてたよ」
「美希こそ、悠斗さんといたら、お姫様気分だったろう?悠斗先輩の色気やばいよな。」
「確かにね。もう、一人だけ別世界の人だったね。」
「そうだよなぁ。男の俺でも、まぶしかったわ」って笑っていた。
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